スキルの証となる資格

サーバーエンジニアの運用・保守スキルを証明するものとして、広く知られているのがLPIC(Linux技術者認定資格)です。LPICは世界規模の資格であり、サーバーエンジニアにとって必須と言われています。LPICの資格取得試験は、難易度により3段階に分かれています。
レベル1はサーバー構築と保守に関する試験で、Linuxの基本操作とシステム管理を問われます。レベル2になれば、ネットワークを含むシステムの構築スキルが問われます。そしてレベル3をクリアすれば、サーバーエンジニアのエキスパートと認められるものです。
Windowsのサーバーエンジニアにとって有益な資格として、MCPがあります。当資格はマイクロソフトが認定しており、世界共通資格の1つです。想定される受験対象はSEですが、サーバーエンジニアも多く取得しています。

CCNAはネットワーク機器メーカーの最大手、シスコシステムズが認定する世界共通資格です。ネットワーク業界で高い知名度があり、サーバーエンジニアにとっても有効です。有資格者はシスコ製品に携われるスキルをアピールできます。
また、基本的なネットワーク技術を有している証明ともなります。CCNAはシスコの技術者認定の「アソシエイト」となり、その上に「プロフェッショナル」「エキスパート」と続きます。
そして最高レベルとなるのが「アーキテクト」です。CCNPはプロフェッショナルに分類される資格で、大規模ネットワークの導入や保守に関われる資格となります。これはネットワークエンジニアの憧れの資格ですが、サーバーエンジニアが持てば相当な箔が付きます。